ありきたりな表現かもしれないけど、力強い物語を見たなあ、とそんな印象。映画館でこんな気分に陥ったのは、イニャリトゥ監督の「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」以来かもしれない。
長崎への密入国に始まり、異国での逃亡生活。幕府に見つかった後も、いつ自分が処刑されるかもわからない、そんな息の詰まるような緊息感が物語全体を取り巻いている。この映画がサスペンスとして一級品であることには間違いない。三時間近い長編作にもかかわらず、一瞬たりとも観客に飽きを許さないのだ。
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小説、漫画、映画、ゲーム関係なくフィクションに該当するもの、あるいはそれに準じるものについて批評なり感想なりをつらつらと書き連ねていきます
文章表現の練習も兼ねるためエントリーごとに文体は変わるかもしれません
細かいルールを決めてしまうと続かなそうなので何を書くかはそのときの気分で決めます。基本的に制約は設けませんが、ある程度読み応えのある記事を作成するため、ルールを一つだけ追加します。
※作品(フィクション)に対する愚痴・中傷は記事の対象としない
理由はいくつかありますが、それは追々説明するとして
いつまで続くかわかりませんが、よろしくお願いします