意味があれば気にしないですむ

意味がないと気になるブログ

映画「パトリオット・デイ」 当事者と外野の温度差

監督 ピーター・バーグ キャスト マーク・ウォールバーグ ケヴィン・ベーコン 他 www.youtube.com 日本から遙か約一万㎞、太平洋を越えた彼方の地で発生したテロリズムを我々日本人はどのように認識できるか。突き放すような他人行儀で冷たい物言いであるこ…

「夜明け告げるルーのうた」 解説と考察

監督 湯浅政明 脚本 吉田玲子 www.youtube.com 内気な少年カイが人魚ルーと知り合い、次第に心を解放していく、そんなお話。 高校生バンドのサクセスストーリーのように見せながら、一方で、思春期な少年と純粋無垢な人魚との心の触れ合いをやってみたり、よ…

「ノー・エスケープ 自由への国境」 解説と考察

監督はホナス・キュアロン。キャストは、ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフリー・ディーン・モーガン他。原題は「No Escape」 www.youtube.com 本編開始から僅か数十分足らずで、物語は大きく動き出す。 アメリカ合衆国への不法入国を試みるメキシコ人集団…

アニメ「四畳半神話体系」をひたすら褒めちぎるだけ

フジテレビオンデマンドで無料配信中の「四畳半神話体系」の感想っぽい何か。 lunouta.com 5月12日までなので観てない人は急ぐべし。あと同監督の「ピンポン」も無料配信してるらしい。こちらも要チェック。 ・はじめに 「我が生涯に一片の悔いなし」 そ…

実写版「攻殻機動隊」を奇妙だと感じるワケ

自分探しの旅に出た家出少女が、自分探しの無意味さに気付き、国家警察所属の全身サイボーグ人間になって、母親の待つ家に帰宅する話。 文章化すると物凄いインパクトだが、扱っているのは「自分探し」というありふれた題材。哲学で扱うテーマとしては初歩的…

映画「偽りなき者」 他人を信じるな。疑うことを疑え

※「Hideo Tube(ヒデチュー)」第六回で紹介されていた映画「偽りなき者」の感想記事です。直接的なネタバレは避けていますが、できることなら鑑賞後推奨。 小島監督の推しっぷりが尋常ではなかったので、気になって気になってようやく鑑賞。なるほど、万人…

「キングコング: 髑髏島の巨神」 弱肉強食では語れない強さ

この映画に弱肉強食というフレーズはあまりしっくりこない。神に見放された存在から消えていく、という方向性で観たほうが色々と納得できる内容だと思った。というのも、純粋な強さ比べをさせるならば、コングに知性を備えた闘い方をさせるべきではなかった…

ストーリー理解を深めたい人向けの「ひるね姫」解説

神山健治監督作品「ひるね姫」のストーリーがよくわからなかった人向けの解説記事。非常に完成度の高い作品なので、もっと理解を深めたいという人は是非、この記事に目を通して欲しい。 アーサー・C・クラークが定義したクラークの三法則の「高度に発達した…

「ラ・ラ・ランド」 渋滞に鳴り響くクラクション

最近観た映画の中でいえば、「ラ・ラ・ランド」は断トツにわかりやすかった。 夢を追い求める者ならば誰しも、何を貫き何を犠牲にするか、その問題にはまず間違いなく直面する。なぜならば、人は夢を追うだけでは生きていけないからだ。世間を無視する行動を…

「ラ・ラ・ランド」を観てきたのでアカデミー賞の話

業界人ウケする映画というのがこの世の中には一定数存在する。今年、アカデミー賞最多六部門を受賞した「ラ・ラ・ランド」もそういった類いの作品の一つだろう。 この映画を観た人ならば、容易に想像できると思う。というのも、ハリウッドの第一線で活躍する…

映画「虐殺器官」 ツッコミ不在の恐怖に、君は抗えるか

※原作「虐殺器官」を読んだ人向けの記事です。 虐殺器官という小説を一つのブラックコメディとして捉えている人は意外と少ないかもしれない。 自分にとって虐殺器官とは、最高に下品でなおかつグロテスクな形をしたブラックコメディだった。もし間違って吹き…

「FF15」 父親に殺害されるノクト、その理由とは

※「FINAL FANTASY XV」は周回済み。「BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV」と「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」は鑑賞済み。他FF作品は未プレイ。 発売からしばらく経ったので、肯定的な視点で見直してみようという試み。元ネタになった映画『スタンドバイミー』…

「沈黙 -サイレンス-」 沈黙は敗北を意味しない

ありきたりな表現かもしれないけど、力強い物語を見たなあ、とそんな印象。映画館でこんな気分に陥ったのは、イニャリトゥ監督の「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」以来かもしれない。 長崎への密入国に始まり、異国での逃亡生活。幕府に…

さて、ブログを書いてみましょう

小説、漫画、映画、ゲーム関係なくフィクションに該当するもの、あるいはそれに準じるものについて批評なり感想なりをつらつらと書き連ねていきます 文章表現の練習も兼ねるためエントリーごとに文体は変わるかもしれません 細かいルールを決めてしまうと続…